レアジョブと英会話スクールの比較

英会話初心者の方は、「最初からオンライン英会話は難しすぎる、初心者はまずは英会話スクールからが順当だろう!」とお考えかもしれませんが、私はいきなり「オンライン英会話のレアジョブから始める」ことをおすすめします。

私は英会話スクールに6か月だけ通っていました。その経験に基づいてレアジョブと英会話スクールのメリット・デメリットを比較してみます。

費用

すさまじい開きがあります。とにかく英会話スクールは高い!私は半年クラスで週1回(50分)通っていましたが、実に費用は全部で20万円近くしました。

しかも明細を見ると「レッスン料」のほか、「教材費」「システム使用料」とか書かれており、教材費だけで軽く1万円以上します。回数やクラスにもよりますが、大手なら年間20~50万円ぐらいは簡単に飛んでいきます。

一方、オンライン英会話では、レアジョブなら毎日25分で月額固定5000円、毎日50分でも月額固定8000円、教材は無料でダウンロードできるのでタダ。だいたい他のオンライン英会話でもこのレベルの費用となります。もっとも差が歴然とする比較ポイントです。

レッスンのペース

英会話スクールは、個人差はあるものの、一日も早くマスターしたいという人にははっきりいって遅いです。マンツーマンは受講したことがないのでわかりませんが、少数クラスでは中学レベルの文法復習だけで2年ぐらいかけてやります。しょせんは復習ですので独学でやれば数週間で十分終わる内容をチンタラとやります。それも週1~2回。これは長く通ってくれた方がスクールの売上も上がるという魂胆かと考えます。

一方、レアジョブは、毎日コース(月定額)にすれば、毎日詰め込もうが週3~4回ぐらい集中しようが自分の自由で、勝手にペースを作ることができます。

個人的には、英語学習はペースを上げて短期間で一気に英語基底力を底上げし定着させたほうが、その後の学習の吸収がよくなり、効果が高いのではと考えています。

レッスン環境

英会話スクールは少人数の教室で行われるのに対し、レアジョブではスカイプが前提です。メリットとして教室に通わなくていい反面、フィリピンは日本に比べて電力供給やネット環境の事情が悪いため、ノイズが多かったり、まれに停電で通話が完全停止したりすることがあります。また講師も自宅やネットカフェで対応しているので周りの車の音や犬の鳴き声とか、何かしらの雑音が聞こえることもあります。

ただレッスンに支障のあるレベルではありません。生活感があっていいじゃないですか。

レアジョブはマンツーマンが当たり前(というかマンツーマンしかできない)ですが、英会話スクールでマンツーマン受講は結構な追加費用になります。また少人数クラスの場合、同じ受講生の中にレベルが低い人がいれば、多少はその人のレベルに合わせたレッスンになってしまい、それだけで自分の発語量が減っていき、すごく損した気になります。

講師のスタンス

英会話スクールの場合、担任の講師がつき、ある程度のレッスン計画が個人に対して行われ、長所・短所の把握や現状評価、短所を克服するための学習ポイントなどアドバイスが行われます。ただ講師もかなり忙しいため、レッスン時間外でいつでも相談に乗ってくれるというわけではありません。

一方、レアジョブでは担任の講師という概念がありません。ですから特定の講師が私の能力や得手・不得手を把握しているということはなく、計画的なアドバイスはありません。ある程度のレッスン状況や習熟度合は共有されているようですが、毎回の講師が事細かに把握しているということはありません。もちろん、受講したい講師は予約で選定できますので、しょっちゅう受講している講師はだいたいのレベルは覚えていてくれていますが、講師から学習計画と評価を提示してくるようなことは絶対ありません。

講師のスキル

英会話スクールの場合、講師は英語指導者としてのトレーニングを受けており、トレーニング方法や基本カリキュラムの他、日本人の犯しやすいミスなどを把握しているため、経験や性格の差異はあるでしょうが、ある程度はスキルの均一化がされているとは思います。

一方、レアジョブの講師は英語指導者としての専門のトレーニングを十分に受けているわけではない(と思われる)ため、レッスン内容の質にばらつきがあります。受講者の発音や文法がおかしいときに直してくれる人もいれば、放置で流してしまう人もいます。また私は最近になってわかるようになってきたのですが、発音も人によってまちまちです。おそらく訛りの類だと思います。

指導レベル的には、家庭教師の経験(指導側または受講側)がある人は、これをイメージすればいいと思います。

ただフィリピン人にとって、英語は第二外国語であり(もちろん普段の生活での必要性は日本人と比較になりませんが)、彼らも英語を習得するプロセスを踏んでいます。そういう意味では、完全なネイティブと比べて、英語学習者向けの指導ポイントは自らの学習の中でつかんでいるのではないかと思います。

セールス

個人的にはこれが英会話スクールの一番うっとうしい点です。とにかく営業攻勢が多い!

もちろん、スクールにもよるとは思いますが。講師や受付から、回数増やしませんかとか、プライベートやりませんかとか、高価なクラスに変わりませんかとか、早期契約や1年契約にするとお得ですよとか、特に更新シーズンの攻勢はものすごいです。断るのが苦手な人はストレスになるのではないでしょうか。

一方、レアジョブでは、セールスの類は一切ありません。辞める時の執拗な引止めも、レアジョブならインターネット画面から申請して終わりです。

まとめ

たとえ英語初心者であっても、レアジョブのオンライン英会話をおすすめします。

まずは費用で差が歴然とし、この時点で英会話スクールは予算的に無理、という人も出てくるでしょう。

では、英会話スクールはそれだけの費用対効果はあるのでしょうか?英会話はウェイトトレーニングに近く、「継続的なトレーニング」「本人のモチベーション」こそが最も重要であり、この2点に尽きると言われています。オンラインでもスクールでも結局のところ、「本人がいかに繰り返し努力したか」によるウェイトが大きいのです。

英会話スクールのたかだか50分×週1~2回の授業オンリーでは絶対に上達しません。これはスクールの講師もはっきりそう言っていて、毎日、家でトレーニングするように指導するのですから、間違いありません。

英会話スクールは「やや受け身の学習したい」というニーズの人には合っているかもしれませんが、そもそも受け身スタンスでは上達するのにかなりの年数を要することになると考えています。

オンライン英会話のデメリットとしてレッスン品質(スカイプ通信環境も含めて)が気になる人もいるかもしれませんが、歴然としたコスト差を考えればそんな気になるものでもありません。また初心者だった私が話せるようになったのですから、初心者に敷居が高いということもありません。

どうせなら、独学自体がそもそも困難な「スピーキング」「リスニング」の機会に圧倒的に触れることのできるレアジョブで、スキルを徹底的に鍛えようではありませんか。

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